オーストラリアなら、どこのカキの産地でもSEDグレーダー(サイズ分別機)が活躍しています。ヨーロッパ、北米にも普及してきましたが、日本においても北海道から九州まで導入されています。シングルシード養殖法において陸上作業を自動化、バスケットシステムとの相乗効果で、カキの品質と作業効率を著しく向上します。SEAPAジャパンが、日本における輸入窓口を担っています。
SEDビジョン・グレーダー

シングルシード養殖の陸上作業を完全に自動化。オーストラリアの養殖場ではスタンダードとなった SED ビジョン・グレーダーは、世界の名生産者たちの間で広く使用されています。高速で、カキを一列に並べ、殻のサイズをカメラで読み取り瞬時に計測、設定したサイズごとに正確に分別し、設定した数のカキをバスケットなどの容器に投入します。13 人分の手作業に相当します。


高速: 毎秒4-7個のカキを、1時間に1.5-3万個のカキを計測、分別します。操作はひとり。
高精度: カメラにで瞬時にサイズを測定、計数の精度 99% 。
牡蠣に優しく: 計測したカキは、空気噴射により、養殖バスケットなどに投入。カキへの衝撃を最小限に。
作業の削減: 牡蠣をまとめて、ホッパーに投入するだけで、あとはグレーダーが、自動で 4 サイズ およびそれ以上のサイズ に分別し、設定した数量をバスケットなどの容器に排出します。
詳細な設定、記録: 備え付けのソフトウェアに、分別サイズ(mm 単位)、サイズ別に排出する数量などを設定します。分別した記録は保存、解析のために出力することが可能です。
SEDツインバレル水中グレーダー


稚貝から成貝まで、水中で衝撃を抑え分別します。作業を自動化し、品質と効率を著しく高めます。

スピード: 1時間に最高10万個 x 2バレルの牡蠣を分別することが可能です。(20-30mm殻幅の場合)
牡蠣に優しく: 水で満たされたタンクの中で牡蠣を分別します。水が衝撃を吸収し、牡蠣のダメージとストレスが軽減され、生存率が著しく上がります。
作業の削減: 牡蠣をまとめて、ホッパーに投入していくだけ。あとは、水中グレーダーが、自動で3サイズに分別します。

  • 養殖バスケット(カゴ)などから、まとめてホッパーに投入された牡蠣は、ベルトコンベアで筒状バレルに移動します。
  • バレルは、2つのスクリーンから構成され、それぞれ大きさの異なる穴が開いています。牡蠣は、バレル内を一定方向に滑りながら移動します。1)まず、小さい穴のスクリーンを通り、落ちるものが分別されます。2)次に、より大きな穴のスクリーンを通り、落ちる牡蠣が2番目のサイズに分別されます。3) いずれのスクリーンの穴にも落ちななかった牡蠣は、「それ以上」のサイズとして分類されます。
  • バレルの「回転」の動きと、「揺らぎ」の動きにより、速く、正確に牡蠣を分別します。「回転」も「揺らぎ」も速度を調整できます。
  • 分別された牡蠣は、3つのベルトコンベアで排出され、それぞれの下に設置する容器や袋に重ねられていきます。
  • バレルのスクリーン穴のサイズは、オーダーメイドです。複数のバレルを所有することで、いくつものサイズに分別することができます。備え付けの小型クレーンを使えば、バレルの交換は簡単です。
SEDバガー


カキをまとめてホッパーに投入するだけで、短時間で、設定した量をバスケットなどの容器に排出し続けることができます。

  • レバーを押すだけで、一定量のカキを排出。分別後、カキをバスケットに再投入するのに最適。
  • 1分間で、バスケット25個にカキを投入可能。
  • 1回あたりの排出量を、0.1Lから10Lまで設定可能。
  • 水中グレーダーと同時に使用することにより、カキ回収から、分別、バスケットへの再投入が自動化でき、更に省力化が可能。
SEAPAジャパンにお気軽にお問い合わせください。